テニスコートのはなし
- 担当コーチ
- 田中 知子
雨の季節になりました。
今年の全仏OPEN ”ローランギャロス”は雨の影響で、試合の中断や翌日に持ち越しなど、
試合進行に支障が出ていましたね。この、ローランギャロスでも、2020年ごろには、センターコートに屋根を
設置する計画があるそうです。
日本のテニスコート事情をみてみると・・・
2012年の統計では、国内のテニスコートの75%が屋外コートで、インドアコートは20%ほどです。
1990年代から、砂入り人工芝コート(オムニ・コート)が急速に普及しています。
砂入り人工芝コートは、全体の50%近くになります。ハードコートが20%、クレーコートが15%、人工芝が6%、
天然芝は0.4%、その他が9%という割合です。
水はけがよく、維持がし易いということで、公営コートの多くが砂入り人工芝コートを採用しています。
雨の多い日本では、大会運営において、砂入り人工芝コートは欠かせないようです。
日本以外では、オーストラリアやニュージーランドでも砂入り人工芝コートが普及しています。
本スポは日本でも数少ない”砂無し人工芝コート”を使用しています。
雨にも風にも悩まされずテニスが出来るのは幸せだなぁ・・・と全仏での雨中断のシーンをテレビで見ながら呟いてしまいました…。