振動止め!!
- 担当コーチ
- 柴田 真央
今回は、振動止めの事について書こうと思います。皆さんは、振動止めを選ぶとき、何を基準に選ばれていますか?
色?・形?・デザイン?・ラケットと同じメーカー?など、色々な理由があると思います。
そもそも、振動止めは、ボールとラケットが当たる瞬間=インパクトの時に、手・肘などにかかる振動負担を軽減するために付けます。
最近のラケットでは、ラケットフレーム内部に振動を軽減する素材が使われている物もあるくらいです。
今、色々な振動止めが売っていますが、それぞれ特徴があります。ワームタイプといわれる縦ガット10本ほどにウネウネと装着するタイプは、
厚ラケットなどに向いていて腕に優しいと感じたいシニアの方や、女性プレーヤーに需要が大きいようです。
振動止めの中で一番使用率が高いのが私も使っている「センター2本」タイプだそうです。縦のガット中央2本の間に挟み込むスタイルで、
適度に振動を抑えてくれるというところで多くのテニスプレーヤーから人気があるということです。
また、面白い話ではプロテニスプレーヤーの杉田祐一選手が使っているのが、可愛らしいバボラのてんとう虫の振動止めです。
なぜこんな可愛らしい、てんとう虫の振動止めを付けているのか記者さんに聞かれたらしいのですが、
これにはちゃんとした理由があって、世界トップレベルの試合中ものすごい緊張感とプレッシャーに耐えながら試合をしなければならず、
そうなると自分を見失いがちになってしまい普段のプレーが出来なくなってしまうことがあるそうです。
そんな時にフッとこのてんとう虫の振動止めを見ると心がフワッとして、それまでの緊張感が薄れると杉田選手の対談話が載っていました。
皆さんもこれからテニスの試合を見るときは、自分の好きな選手がどんな振動止めを付けているかチェックされてみてはいかがでしょうか?