サーブのトスに悩んでいる方へ…。
- 担当コーチ
- 佐々木 大介
皆さんはサーブのトスで悩んでいませんか?
私のクラスでもフォームチェックをすると、”サーブ!!”と言う人が増えてきました。
そしてチェックをしてみると…初級・初中級クラスのほとんどの方がトスがきっちり上がっていないのです。
サーブはトスで決まると思います。トスが打点の良し悪しに影響し、打点の良し悪しがサーブの安定性や
パワーに影響するからです。
私の妻もテニスをしますが、”トスが上手く上がらない~( ノД`)シクシク…”と言っております。
今回はタイプ別に分けて改善法を書いていきたいと思います。
症状⓵:トスするボールに回転がかかってしまう
★改善法⓵:5本の指の腹だけでボールを支える
ボールを持つ手の設置面積を小さくすることが有効です。5本の指の腹だけでボールを支え、手首と肘を固定しましょう。
★改善法⓶:ボールを横から持ち手首が折れないようにする
リストを折ってしまうのもボールに回転がかかってしまう原因です。
下の写真のように横から持てば手首が折れず、回転をかけずにすみます。
症状⓶:トスが体の近くに上がってしまう
★改善法⓵:腕に棒状のものを乗せ、肘を伸ばしてトスを上げる練習をする
トスを上げる時に肘を曲げてしまうのが、ボールが自分の方に近づいてくる原因です。
練習する時に棒状のものを腕に乗せて、肘を曲げられないようにすると効果的です。
★改善法⓶:手首を甲側に折ったまま上げる
手首を手のひら側に返してしまうとトスは自分の方に寄ってきます。
あらかじめ手の甲側に折っておいて、その形をキープしたまま上げてみましょう。
症状⓷:トスが身体の遠くに上がってしまう
★改善法⓵:目線よりも高い位置でリリースする
ボールを手離すリリースポイントを思い切って高くしてみましょう。
目の高さよりも上で手離せば、ボールが遠くに逃げずに身体の近くに上げられます。
★改善法⓶:手首を手のひら側に折ったまま上げる
トスが身体から遠ざかってしまう人は、あえて手首を手のひら側に折った形をキープしたまま
上げてみましょう。
※自分でやってみましたが手首に力が入ってしまうので、⓵の方がおススメです。
3つの症状と改善法を述べてきましたが、人によっては2つの症状が出てしまう方もいます。
例えばボールが回転しながら身体から遠いところに上がってしまう…など。
そういう人はどちらか1つずつ直していきましょう。ただし気長に…。
サーブは試合をするうえで必要不可欠ですから、今の間に直してしまいましょう。