前衛のテリトリーと立ち位置⓷
- 担当コーチ
- 佐々木 大介
このシリーズ3回目の投稿ですが、今回はレシーバーがサイドやセンターに振られてリターンを打つ場合のテリトリーと立ち位置を説明していきます。
ではまずレシーバーがサイドでリターンを打つ場合から…
図ではサイドラインより外でラケットにボールが当たっているのですが、
これくらいレシーバーが外に追い出されると、立ち位置が外寄りになります。
逆にレシーバーがセンターからボールを打つ場合は…
テリトリーがセンターラインよりも少し右側まであります。
ということは立ち位置は当然センター寄りになります。
どうでしょうか?
相手が打ってくる位置によって、テリトリーがこれだけ変化します。
これを理解しておくと、立ち位置で迷うことは無くなってくるはずです。
ただ、勘違いしてはいけないのが、テリトリーとはあくまで
”自分がカバーすべき場所” であって、
”相手が打てる範囲”ではありません。
相手のレベルが上がると、センターにしっかりサーブが入ってもテリトリー外のストレートを抜かれる時があります。
それは相手が物凄く良いプレーをしているわけですから、気にしなくてもいいのです。
逆にセンターにしっかりサーブが入っているのに、ストレートを気にしすぎて自分のテリトリー内のセンターのボールを取れなくなっている方が問題です。
テリトリーをしっかり覚えると、取れるボールが増えてきて前衛が楽しくなる!!…はずです。
今回のブログで少しでも多くの人が、前衛の立ち位置への苦手意識を無くしてもらえたらいいなと思います。