『日本一熱い男』
- 担当コーチ
- 田中 知子
最近読んだ雑誌のインタビューで、松岡修造氏が答えていた内容が興味深かった
『日本一熱い男』と称される修造氏は、常に明るく前向きで
いかなる困難も乗り越えてきたというイメージがある
しかし、実際は消極的で物事をマイナスに考えてしまう性格だといいます
そのために現役時代からメンタルコントロールを相当意識してやってきたそうです
修造氏:「いつも前向きに物事を考えられるならば、それに越したことはありません。ただ、
ネガティブに考えるのも悪いことばかりではない。ネガティブに考えるということは、
自分に何ができていないのかを自覚しやすいということであり、その弱点を克服すると
武器が生まれる。」
「メンタルの問題は根拠や理論のない根性論では解決できない」
修造氏が意識してやってきたのは、真っ白な紙に自分の思いや考えを書き出していくこと
高校2年生から日記をつけるようにして、自分の心の声を言語化する作業に取り組んできたそうです
一日の終わりに自分を振り返るのもいいし、修造氏のようにネガティブな方向に考えやすい人は
朝の作業がお勧めだそうで、現役時代は朝に日記を書くようにしていたそうです
修造氏:「自分の弱さを認めること、また、どんなに頑張っても解決できないのであれば、
逃げてもいい。『逃げる』は『負ける』のではない。引き下がるのでもなく
問題の中を真っすぐに走り抜けるイメージ」
『日本一熱い男』の頭の中は常に冷静なのである