祈りのちから
- 担当コーチ
- 田中 知子
お正月、TVのニュースから流れてきた映像
NFL(米プロフットボールリーグ)の試合中に、相手チームの選手にタックルし倒れた選手が
起き上がって歩きだそうとした瞬間に再び倒れて動かなくなった
試合は中断し、両チームの選手たちの悲壮な様子が映し出されていて
フィールドには救急車が到着し、心停止している選手に処置をしているところだった
そして、救急車が選手を乗せてフィールドを出ようとしているとき
両チームの選手が入り混じって片膝をつき、救急車の方行に向いて祈っていた
それぞれの選手は肩に手をおいて、みんなが一つにつながるようにして祈っていた
今まで見たことのない光景だった
選手はICUで治療を受け、3日後に意識を取り戻してどんどん回復をしているという
『祈りのちから』だと思わずにいられない
昨年、我が家でもよく似た体験をした
7月のある日、愛犬(ロングコートチワワ4才)が元気がなくなり水も飲まなくなった
いつもお世話になっている病院に連れて行くと、大きな病院を紹介された
状態はかなり深刻、極度の貧血状態で輸血をしなければ余命5日という診断だった
骨髄検査の結果、自力で血液を作り出すことが困難というこで
生きるためには輸血が欠かせないということだった
つい1週間前には、走りまわるほどの元気があったので信じられなかった
少しでも長く生きられるようにと、献血に協力してくれるドナー犬を探した
それと同時に「どうか、もと通りの元気に走りまわれる体に戻してください」と
わたしは、毎日、毎日、祈り続けた
8月に入って2回目の輸血をし免疫療法も継続していたところ、状態が改善されてきた
そして、今では本当にもと通りの走りまわれる体になった
「偶然でしょう・・・」と、思う方もおられるでしょう
でも、わたしは「祈りのちから」だと信じています